shift.jpg PDP-SAII shift.jpg PDP-SAII:Headphone amp

PDP-SAII
新設計されたポータブルパワーアンプ&ヘッドフォンアンプ

 コンパクトなボディーに納めるためにアナログアンプではなく、デジタルアンプを採用。パワーアンプとヘッドフォンアンプの2基を搭載し、デスクトップではパワーアンプ、ポータブルでヘッドフォンと使い分けをすることが可能。また屋外でもセパレートスピーカーとの組み合わせで、本格的なサラウンドを手軽に楽しむことができます。

プロトタイプ(機能テスト機)
 

  多くのパワーアンプが行っている電気抵抗で出力を抑える方法ではなく、ポータブルヘッドフォンアンプとしても満足できるよう、最適な設計を行いました。


PDP-SAIIは,スピーカー用アンプICとヘッドフォン用アンプICが、それぞれ独立した専用の回路構成となっていますので、用途に応じてポータブルヘッドフォンアンプ、据え置き型のヘッドフォンアンプまたは、デスクトップのコンパクトスピーカーのパワーアンプとしても十分満足していただけるクオリティーに仕上がっています。

I/Oブロック図

Digital Power Amp

ステレオD級オーディオパワーアンプはD級の効率でAB級のアンプ性能を備えており、基板面積が節減され、大型ヒートシンクが不要です。D級アーキテクチャを採用し、最大2×10Wを供給し、最高78%の効率を達成します。変調/スイッチング方式によって、従来必要としたD級出力フィルタが不要となります。
固定周波数モード(FFM)と、変調周波数に起因するEMI放射を低減するスペクトラム拡散モード(SSM)の2種類の変調方式を採用しています。差動入力によってコモンモードノイズを最低限に抑制、業界最先端のクリック/ポップノイズ抑制方式を採用しています。
完全差動アーキテクチャ、フルブリッジ出力のD級アンプを使用し、AB級のBTLアンプと同じメリットを持つ上、負荷を差動駆動するため、同じ電源電圧で動作するハーフブリッジアンプに対し、約4倍の最大出力が得られます。

Digital Headphone Amp

ユニークなDirectDrive®アーキテクチャによって単一電源からグランドを基準とした出力を生成するため、コンパクト化を実現しました。
チャネル当たり最大165mW @32Ωの負荷に供給し、0.009%の低いTHD+Nを実現します。217Hzで80dBの電源除去比(PSRR)によって、リニアレギュレータを追加せずにディジタル電源で動作させることができます。
包括的クリックアンドポップ抑制回路は、電源投入および電源切断時の可聴クリック/ポップノイズを抑制します。

独自の電源供給システムの採用により、12Vと5V入力により最大限のドライブ力を生み出します。

 
CCDC(Capacitor Charged Distribution Circuit)は、ダムに水を貯めて必要に応じて放出するようなイメージです。
6000μFの電解コンデンサを搭載。 電源より音量の小さい時は、電気をキャパシタに蓄え、音量の大きな時は大きな電流を供給します。10W+10W(8Ω負荷)のスピーカーも5V入力で瞬発力にあふれたパワーを発揮します。